2015年11月19日木曜日

WEとめぐる南三陸町(10/31-11/1)

WEの活動先を巡る南三陸町2日間の旅に参加してきました。

10月31日(土)

くりこま高原駅に集合。東京とは違って空気が冷たい!
まずは、登米市にあるWEの事務所を見学して、日程説明、自己紹介など。


松笠屋敷は地震の被害はほとんどなかった

その後、南三陸町入谷にある「ひころの里」で、シルク館を見学後、地元の食材ばっかりを使った「ばっかり茶屋」で素朴で美味しい田舎ご飯をいただきました。

バスで志津川地区を見学  


復興状況詳細


平成27年12月に開業予定の南三陸病院
志津川市街地の高台移転の造成事業着手第1号となる東地区では、住宅もだいぶできあがっていました。

海辺では防潮堤、卸売市場の工事などが進行中。


近くで作業中だったWEスタッフの顔見知りのお母さんたちに、ムール貝や漬物をごちそうになってしまいました!美味!!




南三陸町地方卸売市場は来春開業予定












新防潮堤は高さ8.7m、住宅は10mに嵩上げした土地に建てられます。



新防潮堤

続いて、中瀬仮設住宅を訪問し佐藤区長のお話をうかがいました。
地元の方が撮影した津波の時の貴重な録画を見せていただきましたが、大きな家が家ごと流されていく様子、また引き潮の速さなど、あらためて巨大津波の恐ろしさを思い知りました。間もなく住宅に移転できる方がいる一方で、まだこれから2年も仮設住宅の暮らしを強いられる方がいらっしゃるとのこと。できるだけ工事の無駄を省いて、住宅優先の作業をしてもらいたいとお話をうかがいながら痛感しました。

志津川中学校から見た現在の様子

2007年9月に同じ場所で撮影された写真

テレビでは何度も見ていた防災対策庁舎。
今はピラミッドのような盛り土に周りを囲まれて埋もれるように残っている。
実際に下から見てみると、あの屋上の2m上まで津波が襲うとは想像するのも難しい。。。




ホテル観洋で穏やかな海を眺めながら温泉で癒しの一時を過ごし、ポータルセンターで地元のお母さんたちとの交流会へ。心のこもった手作りの美味しいお料理が並びました。


11月1日(日)

宿舎のいりやどで朝食をいただいた後、阿部忠義さんから震災時のお話や現在進行中の農工房「恩送りファーム」、花見山プロジェクトなどについてのお話をうかがいました。

今回一番のお楽しみは、養殖体験ツアー!絶好の漁船日和となり、美しい海へ出航。

この地域で唯一無事だった船。海に出ていたご主人は沖に避難して、ガレキだらけの海をやっとの思いで帰ってこられたそうです。


ワカメは4ヶ月後の収穫
ホヤと牡蠣

ホタテを引き上げる
船の上で試食させていただいた新鮮この上ない牡蠣、ホヤ、ホタテは言うまでもなく絶品でした!!!

陸に上がってから、民子さんが蒸してくださった蒸し牡蠣もいただき、お口の中に幸せが広がりました〜。参加者全員笑顔が絶えませんでした。



ホタテの開き方講習
たみこの海パック代表の阿部民子さんにお話をうかがいました。津波ですべてを失い、ご家族や親しい方を失い、恐怖と不安の日々を過ごされていたそうですが、町の復興は漁業の再生から、自分の身近な所から町を復興していきたいと海産物の通信販売を始められました。女性が働ける場を少しでも提供したいと、今では4人の女性を雇用して元気に頑張っておられます。

昼食は戸倉地区の慶明丸で、新鮮な海の幸や地元のお野菜を使った美味しいお料理をお腹いっぱいいただきました。

店主の三浦さき子さんがお話をしてくださいました。
津波で家も店も流されてしまいましたが、ボランティアの人たちに励まされ、地域の人たちやボランティアさんたちがふるさとのように気兼ねなく集まってくれる場所を作りたいとお店を再開されたそうです。

アラスカから戻ってきた浮き玉


午後はベイサイドアリーナの町民文化祭と産業フェアに立ち寄り、ポータルテントで押し花はがき作りを体験。さんさん商店街で各自お買い物をして、くりこま高原駅で解散となりました。

店内に貼ってあった素敵なポスター
お天気にも恵まれ、盛りだくさんで楽しく有意義な旅でした。南三陸の皆さんのお話を直接、現地で聞くことができて重みも増しました。
自然の脅威と、それに屈することなく、与えられた大きな試練に立ち向かっていらっしゃる方たちの力の凄さを実感しました。







元気な人たちが少しずつ増えて、美しく、おいしい南三陸に観光客もたくさん行くようになるといいと思った旅でした。
(HM)