2017年7月27日木曜日

PCM研修in盛岡~基礎編、モニタリング編~受講レポート

こんにちは、中島です。
今日はプロジェクトサイクルマネジメント(通称PCM)研修についてレポートさせていただきます。


PCMとは?


東日本大震災の復興途上の沿岸部で活動をするNPOスタッフや社協など現場関係者を対象に岩手県盛岡市で研修が行われました。
ウィメンズアイからも、研修主催団体のJEN様のご協力で、WEメンバー4名とグラスルーツ・アカデミー東北メンバーの希望者が参加させていただきました。

417日~419日 PCM研修~基礎編~
75日 PCM研修~モニタリング編~
2回開催されました。全行程を合わせると、4日間以上、とても濃い内容です。

いつもおだやかな笑顔の「みよっしー」こと三好先生

講師はPCM Tokyo理事長の三好崇弘さんです。

アフリカでのJICA事業のコンサルティング業務やPCM関連の研修を数多く行ってこられた経験豊富な先生です。
すごい経歴をお持ちにも関わらず、とてもフランクな三好先生は、「みよっしーって呼んでね」と、場を温めるためにみずから面白いダンスをしてくださり、研修はその難解な内容とは裏腹に和やかに進みました。


~基礎編~ 約30名の方が参加されていました

PCMは元々、国際協力や海外援助プロジェクトなどで使用されるものだそうです。
参加者のみなさんはそれぞれのフィールドで地域課題の解決に挑んでおられ、PCM手法を学ぶことで自らのプロジェクトにも活かせる。と、参加されているようでした。


◆◆基礎編 1日目◆◆

みなさん、自らのプロジェクトや業務に活かそうと
真剣なまなざしで聞き入っていました

解決したい問題を深掘りし、適切な目標設定、それに対する事業計画づくりをする技術を学びました。
横文字や聞きなれない言葉も多かったですが、限られた時間の中でもひとつひとつ丁寧に説明してくださり、理解が深まりました。


でもここからが本番。


◆◆基礎編 2日目◆◆

グループごとに設定に沿って問題分析をする様子

2日目は主に架空の地域課題の設定があり、グループに分かれ解決するためのプロジェクトをPCM手法で生み出すワークを行いました。
覚えたてのPCMを使い、進めていきます。

真剣に取り組むあまり、2日目を終えたときにはヘトヘトでした。
「頭がジンジンする~」「こんなに頭を使ったのは久しぶり!」という声があちこちから聞こえてきました。


時間内では議論が足りず、居残って議論を深めるグループもあり
この研修へかけるみなさんの真剣さが伺われました。

◆◆基礎編 3日目◆◆

いよいよ自らが直面する課題に当てはめて、分析から関係系図づくり、プロジェクト化まで行いました。
私たちWEメンバーも普段から取り組んでいる事業で行いました。
さらに熱が入ります。

WEもプロジェクトごとにわかれてディスカッションしました

ログフレームというプロジェクトの概要表は途中から加わる関係者や第三者にも分かりやすく内容が伝わる作りになっています。
出来上がったログフレームはWEが取り組む課題の現状と目標、活動の内容がとても分かりやすく、4月からWEに入った私にとってはとても良い理解の場となりました。

学びが多すぎてちょっとパンクしそうな私…


◆◆モニタリング編◆◆

モニタリング編では事業実施途中での課題発見と軌道修正を学ぶことで、課題解決に向かう手法を学びました。

基礎編を受講してから約3か月、あっという間にこの日を迎えましたが、日々の業務に夢中になっていた私も立ち止まり、「進む方向は間違っていないか?」「これは何のために行っていることなのか?」「進捗状況は?」などを振り返ることができました。
また、その指標や効果的な方法についても学べ、さらに理解が深まりました。

先生からアドバイスをいただきました

◆◆4日間で学んだこと◆◆

このような感じで4日間が終わりました。
最初は「プロジェクトサイクルマネジメント?……ん~何のことだろう?」と思っていました()
「国際協力の場」などと聞くと私には大きく難しい話に聞こえますが、実は普段使いもできる素晴らしい手法でした。
この研修を通して私が学んだのは
    いままで大きな問題は見えていてもその本質、またはそれが起こるに至ったそれ以前のたくさんの要因(問題)が見えていなかったのが、掘り下げて見つけられるようになった。
    そうすることにより、大きく難しい問題も、始まりの小さな問題だったら解決できることができたりする。
    それを解決しやすいもの、すぐできるものなど、取り組みやすいものから解決することで、大きな問題に対して限られた条件下でも最大限効果がでる。
    チームで学ぶと手法、フォーマットに則って話しが進められるので簡単に認識を合わせられる。
という4点でした。
元々、論理的思考が乏しい私は研修中、常にオーバーヒート寸前でしたが、本当に学び多き研修でした。
地域課題に向かう様々な方々との出会いもあり、刺激もたくさんいただきました。


やりきったみんなの笑顔

本当に濃い学びの場をいただき、JENのみなさま、三好先生、参加者のみなさん、ありがとうございました。

中島 綾子


2017年7月24日月曜日

WEと一緒に~小さなナリワイ塾~初回講座レポート

先日719日に、WEが主催して「WEと一緒に〜小さなナリワイ塾 初回講座」を開催しました。
わたし中島も、スタッフ兼参加者として講座を受けました。その様子をレポートします。


~小さなナリワイとは?~


好きなことと、身の回りのちょっとした困りごとを掛け合わせてちいさく起業することです。大きく稼ぐのではなく、自分の好きなことや得意なこととすきま時間を使って、あくまでもお小遣い程度の副業。


「何かやってみたいと思っているけど何をすればいいのかな……」
「やりたいことがあるけれど、どう収入に結び付けたらいいのかわからない」
「一歩踏み出す勇気がない」
みんながもつ、こんなモヤモヤをすっきりさせてくれる講座でした。

先生は「鶴岡ナリワイプロジェクト」の井東敬子さん。



山形県鶴岡市でナリワイプロジェクトのリーダーをされています。鶴岡では4年間で沢山の方々がナリワイを生み出し、続けているそうです。



この鶴岡ナリワイプロジェクトに出会い、こういう思いを持った女性たちがこの地域にもたくさんいるはず、と思いました。井東さんにお願いし、南三陸町でので講座をWEで企画して呼びかけてみましたが、最初はあまり反応がなく、不安になりました。
みんなの想いを形にする良い講座だと思っていたけど、実は違ったのかな……?
みんなが学びたいことではなかったのだろうか……。


しかし、当日を迎えてみると南三陸町内を中心に近隣の地域からたくさんの方々が集まってくれました。なんと、遠く青森からも! WEのメンバーと参加者を合わせ、約20名。これからナリワイを学び実践していく大切な仲間たちです。



講座では、まず時代背景やナリワイの考え方を教えていただきました。

井東さんはパワフルで明るい素敵な先生です

井東先生のこれまでの様々なご経験を、地方に生きる女性たちの等身大の目線でお話ししてくれる、その言葉はひとつひとつがスッと心に届き、情熱が伝わってきました。みんな「うんうん、そうそう!」「なるほど~」とうなずきが自然と増えていきます。

なぜ、小さなナリワイが良いのか。
今まであたりまえだった、一箇所からお給料をもらい時間を拘束される生活ではない暮らし方。生活に必要なお金の一部をすきま時間とやりたいことで得る暮らし方。
その小さなナリワイで自分や周りの人の困りごとが解決することができたら、生きがいと副収入とが得られる、そんな豊かな暮らし方もあると教えていただきました。


大切なことは“想い”


「自分が本当に好きなことはなにか?」
「なぜやりたいのか?」

を掘り下げて深く深く考えること。
いろんなものに包まれて見えにくくなっている本当の「好き」を発見し、そしてまず小さくやってみること。

これが大事だと教えてくださいました。

その考え方を元にいくつかのワークをしました。

    わたしの好きなモノ・コトをふりかえる
    身の回りになる困りごとやアイディアを書き出してみる。

自分ひとりで考えるのではなく、同じテーブルの参加者と一緒に対話をしながら進めていきました。
一人で考えるとあくまでも一人分の知識や経験の範囲内の話になりますが、誰かと話しながら考えると、今まで気づかなかったことが分かったり、忘れていた想いを思い出したり、短時間にも関わらず、たくさんの想いがあふれてきます。
みんな夢中で話しました。

みんなの顔がどんどん笑顔に



ご参加いただいたみなさんからは

「先生のお話から勇気がもらえた。」
「自分の考えていること、考えてもみなかったことがワークの中で出てきて驚いた。」
「まず一回やってみよう!と思えた。」
「本当に今悩んでいたことにピッタリはまった。自分を見直すことができた。」
「他の人と話すことで自分の中の引き出せていなかった好きや想いを思い出すことができた。」

という嬉しい声であふれていました。

今回の講座は頭の中を整理して、心の奥底にあるものを見つめる、小さなナリワイの入口です。これから数回の勉強会と講座で見つけ出した想いを、みがき、形にしていきたいと思います。
形になるまでWEと仲間が伴走します、それが「WEといっしょに〜小さなナリワイ塾」。
どんな小さなナリワイたちが生まれてくるのか楽しみです!


モヤモヤが解決!笑顔あふれます。

井東先生、ご参加いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします!

中島 綾子

2017年7月13日木曜日

里山のめぐみを探しに

初めまして。
4月よりWEのスタッフに加わりました中島ともうします。
「なかじま」なのでみんなに「じーまちゃん」と呼ばれています。これからちょこちょこブログにおじゃまします、どうぞよろしくお願いします。

WEの活動のなかではおもに「うみさと暮らしのラボ」を担当しています。

うみさと暮らしのラボは「ここで続く暮らしにこだわる」をテーマに、地域のめぐみや知恵を学びつなぐ活動をしています。そのモットーは

「すこやか」にこだわる

「地球にやさしい」にこだわる

「素材」にこだわる

「おいしい」にこだわる

「地産」にこだわる

「うつくしい」にこだわる

「たのしい」にこだわる

です。

7月に入り、暑い日が続いていますね。
南三陸町はいつ梅雨に入ったのか分からないくらい、毎日よい天気です。

7月1日、南三陸町ハマーレ歌津の夜市で「むすびや」さんの協力のもと、地域のフルーツやハーブを使ったオリジナルドリンク、パン・菓子工房ouiのピタパンサンドを提供しました。

思った以上に好評ですぐに完売。美味しい食材を提供してくれる農家のみなさん、普段からお世話になっている地域のみなさまのおかげです。ありがとうございました。

左:いつもWEの活動に協力してくれている「むすびや」の伊藤さん
中:じーま(中島)
右:事務局長 みっちゃん(栗林)

7月6日 今日はこの時期の果物のようすを確かめに、入谷地区の農家・阿部さんのお宅におじゃましました。

小高い丘を登り、雑木林をずんずん進んでいく、しおさんこと塩本。


ズンズン

緑のトンネルを抜けると……


何か見えてきました


そこには……




入谷の山並みが見張らせる果樹園が広がっていました。

リンゴ、プルーン、ブルーベリー、桃、梅などたくさんの果樹たちがいきいきと茂っています。ブルーベリーがそろそろ旬を迎えています。




リンゴやモモは摘果が終わったころで、足元には小さな実が。
かわいくて思わず手にとり、いただいてきました。




これでなにか作れればいいのになぁ。



この後はもう一軒のブルーベリー農家の山内さんのお宅に行きました。

「あの~ブルーベリーってもう買えますか?」とうかがうと、「はいはい。いってございん。」と渡されたのはかご。

どうやら摘んでおいでということみたいです。「行ってきます!」と、上の畑へ。

大きな実のついた木にテンションが上がり、手がとまりません。



ここからは収穫に夢中になりすぎて写真がありません(笑)


山内さん宅で1キロくらい摘ませていただいたあと、さらなる季節の恵を探しに、お世話になっている情報通さんのもとへ。

「あの~もう終わりかけのようなのですが、桑の実を摘ませていただけるところを探しているのですが……」

「摘んだらいいっちゃ~。いっぺぇあっがら。うちのはもう終わったけんど、あるとこに頼んでやっからついてござい~。」
さすがです。情報通さんのおかげで、とってもおいしい桑の実がなる木に出会えました。

木の枝を引っ張てみたり、う~ん!と手をのばしてみたり、白いシャツが赤く染まっても夢中で摘みました。

ちょっとした揺れでぽろぽろと落ちる完熟の桑の実。
持ち帰って、シロップを仕込みました。
キリっと冷やした炭酸水で割って飲む、マルベリーソーダ。どんな味かたのしみです。
マルベリーが桑の実って知っていましたか? わたしは知りませんでした!
桑の実も横文字にするとおっしゃれ~♪

こんな里山の恵や知恵をたくさんの方に知っていただきたく、今年の夏はイベントへの出店をいくつか予定しています。
「うみさと暮らしのラボ」の看板をみかけたらぜひお立ち寄りください。

(中島綾子)


左:桑の実(マルベリー) 右:2軒のブルーベリー